水の理

主人公は並外れた才能を期せずして手に入れる。
普通の高校生だった月見里 颯(やまなし はやて)は異世界で馴染んでいく。
女の子との甘酸っぱい恋愛や、命を懸けた冒険の毎日。

作品のテーマは「水」。
流れる水の如く、自然のままに生きる主人公に、数々の出会い。

良くある異世界最強もの。
多くの出会いの中で、成長していく主人公が紡ぐ冒険譚。

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例によって長らくスマホの中で眠っていたタイトルです。
追いかけてる連載モノが更新ペース落ちていて昼休みに時間が開くようになったので、完結してる作品を……ということで読んでました。
古流望さんは過去に感想書いた本でいうと、おかしな転生の作者ということになります。
一応こちらの水の理が初の長編だったということで、ざっくり75万字強の作品になります。

生まれ変わりはしてないので一応異世界トリップモノというカテゴリに入るんでしょうか。
まぁ、現地の他の人たちより成長率が著しいというチートでぐんぐん頭角を表すというタイプになります。
剣と魔法のファンタジー世界でモテてるくせに鈍感野郎という、読者を煽ってくるスタイルw
個人的にあまり好きじゃないステータス表示とかあるので正直取っ掛かりはしんどかったんですが、ある程度読んでアントたちが出てくる頃にはあまり気にならなくはなりました。

それなりに楽しく読んでいて、終盤近くで視点切り替えの手法を使い始めてからは、いい感じに多層構造になってて読み応えが出てきてました。
ラストが妙にあっけないのが何だこれって感じでしたが、個人的にはエタるよりは区切ってくれる方が好みではあります。

一応書籍版が2冊刊行されていますが、完結作の割に続きが出ている様子がないので未完なのかな? 感想がついてないのでなんとも判断つかないんですが。

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本好きの下剋上 ~司書になるためには手段を選んでいられません~

 本が好きで、司書資格を取り、大学図書館への就職が決まっていたのに、大学卒業直後に死んでしまった麗乃。転生したのは、識字率が低くて本が少ない世界の兵士の娘。いくら読みたくても周りに本なんてあるはずない。本がないならどうする? 作ってしまえばいいじゃない。目指すは図書館司書! 本に囲まれて生きるため、本を作るところから始めよう。※最初の主人公の性格が最悪です。ある程度成長するまで、気分悪くなる恐れがあります。(R15は念のため)

http://ncode.syosetu.com/n4830bu/

チェックは入れつつも長い間放置してたのをようやく着手。ほぼ1月かけて読みました。
後半はだいぶ時間割いて読んだので、当初のペースだと2ヶ月近くかかったかもしれません。
書籍化進んでますが、web版は完結済みとなってます。SSや番外編もあります。

作品説明に最初の主人公の性格が最悪とかあるので身構えてたんですが、注意書きするほどじゃないなぁというのが読み始めたときの個人的な感想。Webの初期の感想欄見るとすごく言われてますけど。

一通り読み終わりましたが、序盤の本づくりに一生懸命なあたりが一番好きですね。
ベンノさんたちを振り回してるあたりのほのぼの感いいな。
……と思ってたら、タイトル通りあれよあれよと下剋上が成って最終的にはどえりゃーことになって、お前はジャンプ漫画か! サイヤ人か! とツッコミたくなります。ツッコミました。死に瀕して、乗り越えるたびに強くなるので間違ってないと思う。
受け入れられるかどうかはインフレ進行を楽しめるかどうかが鍵かなぁと思ってます。あと、登場人物が後半すごいペースで増えるので結構大変。
再読のときはwikiとかで調べながら読むのがいいかも。

世界観もしっかり作り込んでいてハイファンタジーとしても十分楽しめる作品ですし、かなり初期からしっかり伏線おいてあるあたり何度読み返しても楽しめる作品だと思います。個人的には2周目はKindle版買って読もうと思ってます。

うそつきの子〈山内くんの呪禁事件簿〉 – 小説を読もう

山内くんは怪異を見る目を持つ中学1年生。
ある日かれは万引きの疑いをかけられた女の子を助ける。その少女の背後には、獣の毛並みを持つ球体が浮いていて……
「山内くんの呪禁の夏。」から一年後のお話。

うそつきの子〈山内くんの呪禁事件簿〉
https://ncode.syosetu.com/n6083cu/

同じく二宮酒匂さんの山内くんシリーズの中編。
長編の後日談という時間軸なので先に長編を読みましょう。

どっちかというとミステリというか霊感探偵的な軽く読める作品になっているかと思います。
相変わらず民俗学というか神道系のオカルトの風味が好みです。
新しく女の子が出てきたり、紺がちょっとヤキモチ焼いてる風味とかラブコメ面も楽しめる仕様です。
このね、導入の部分とタイトルの付け方が秀逸でそうきたかw と思わされました。

そのうち他の山内くんシリーズも公開してくれるといいなぁ。

山内くんの呪禁の夏。 – 小説を読もう

『きみ、なんで火がお口から出てるの?』『……へーぇ。オレの火がみえるんだ』幼い日、墓石の陰から現れた妖しい子に、山内くんは命を救われた。小学校六年生になった山内くんは緑豊かな兵庫県山奥の町で、その子、十妙院家の紺(こん)に再会する。しかし今度は“仲間”にひきこまれ、この世ならぬものが見えるようにされてしまう。そのために事件につぎつぎ巻き込まれ、さらに、自分が以前から誰かに呪われていたことを知る。『心配するな、オレが守ってやる』紺は胸を張るが、その胸はふくらんでおり、ずっと彼女を男の子だと思っていた山内くんは困惑せざるをえず……?
 狐と禁呪、恋とおまじないの青春オカルティックファンタジー。

山内くんの呪禁の夏。
https://ncode.syosetu.com/n5809ce/

幼馴染の自動販売機が面白かったのでこれまた積みっぱなしだった山内くんをようやく読みました。列車の中で。
こちらはオカルトとかホラーにボーイ・ミーツ・ガールを組み合わせた感じ。
グロいのが平気ならジュブナイル的な物語としても楽しめると思います。まぁ、書籍版がホラー文庫レーベルなので推して知るべし。
オカルト方面もケレンが利いていて中二マインドがくすぐられます。祓詞とかかっけーよね!
こちらもweb版で楽しく一気読みしましたが、やっぱり書籍版とKindle版がすでに出てます。
こちらも応援がてらKindle版を購入したのでそのうち読む。

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幼馴染の自動販売機にプロポーズした経緯について。(二宮酒匂) – カクヨム

町のおんぼろな自動販売機、そのそばにはいつも着物姿の女がいる。
軽やかに歌う彼女は「人ならぬもの」。
主人公の“ぼく”は、彼女を除霊しようと塩を投げつけるが……

幼馴染の自動販売機にプロポーズした経緯について。(二宮酒匂) – カクヨム
https://kakuyomu.jp/works/4852201425154898017

以前から読もう読もうと思ってweb版をブックマークしてあったんですが、ようやく読みました。列車の中で。
いつの間にか書籍版・Kindle版出てますがとりあえずweb版を読んだ感想ということになります。

ざっくりいうとボーイ・ミーツ・ガールとあやかしモノって形になるでしょうか。ラブでコメな展開もあって、中盤以降はかなりきゅんきゅんしました。甘酸っぺーなーおい、とか。
ああ、人を好きになるってこういうことなんだねという部分が、人じゃない存在に恋してしまった少年を通してより鮮明に見えてくる作品でした。

応援がてらKindle版も購入しましたがまだ読んでません。書き足しとかあるといいんだけど、どうなんだろう。

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▼ボイスドラマもyoutubeにあるのでお試しで

少女がボールを手にしたら(水守中也) – カクヨム

物心がつく前から父親の影響で野球をしていた少女。
だが小学六年生のある日。とあることが原因で、彼女は野球を辞めた。

それから約四年。
高校生になった彼女は、ふとした一投がきっかけで、再び野球を始めるようになっていく。

少女がボールを手にしたら(水守中也) – カクヨム

更新を追いかけてた作品が先日完結したので感想など。
野球がテーマのスポーツもので女の子がピッチャーという作品です。ちょっと毛色が違うのは女子野球部ではなく、草野球部というシチュエーション。
この草野球というアイデアが面白くて、男女混合のチームで果ては女子中学生が混じってたりとなかなかカオスです。
とあるトラウマがもとで、野球から離れていた沙織が再び野球を始めるとか、定番の9人揃えるまでのドタバタとか、過去のトラウマを乗り越えるとか色々定番のテーマで展開します。
心理描写がしっかりしているのと地の文が読みやすくまとまっているのですごく感情移入し易い作品でした。
野球はあんまり好きじゃないですが、スポーツもののエンタメはきらいじゃないので更新を心待ちにしながら楽しんでました。
球ちゃんとか過去作品とクロスオーバーしたキャラも混じっているので、色々と作者の過去作品を見て回るのも面白そうです。