天霧家事件 (創元推理文庫) 文庫 – 2010/2/28

内容紹介

夏休み。旅行に出かける俊介を見送った私立探偵・野上は、突然事務所を訪れた“黒衣の女”から、一葉の写真だけを手掛かりとした人捜しの依頼を引き受ける。シリーズ第5弾。

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今回は野上さんの見せ場が多い作品となっています。
というのも、今回俊介少年が不在ということで、野上さんの孤軍奮闘となっているからです。まぁ、警察の人達もいるので孤軍はちょっと言い過ぎですかね。
こちらも初読のときのインパクトが強かったのか、犯人そのものはともかく、話の筋というか展開は覚えてました。
ハードボイルドって言うよりは人情ものっぽい印象のほうが強い印象でした。
ノベルスでは間に発行されていた短編集が、創元の文庫では出てないようなので、登場人物的に歯車が合わない人がいるのはご愛嬌。
まぁ、文脈でわかるといえば分かるんですが。

玄武塔事件 (創元推理文庫) 文庫 – 2009/12/20

内容紹介

海沿いの閑静な村に建てられた洋館と異形の塔──友人・紫織の一族の館を訪れたアキが遭遇する失踪事件、そして密室状況下の殺人。大胆なトリックが仕掛けられた長編第4弾。

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今回は最初、俊介と野上さんが登場せず、三人称で語られていきます。
陸の孤島とかした舞台で殺人事件が起きるという、実に古典的で胸躍る展開です。
舞台装置と言うか、トリック周りは今回わかりやすい感じで、色々とミステリを読んでいる人ならすぐにピンとくると思います。
人物関係はアキと彼女の友人たちにスポットが当たっている作りです。
ミステリとしては人物が絞られているので、犯人を推理するのは難しいエピソードではなかったと思います。

夜叉沼事件 (創元推理文庫) 文庫 – 2009/10/30

内容紹介

私立探偵・野上に引き取られ、中学に通い始めた俊介。彼の担任教師から、20年前に起きた誘拐殺人事件の真相解明を依頼されるが……。少年探偵・狩野俊介シリーズ第3弾!

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俊介の学校でのエピソードが描かれるのかと思わせる導入でしたが、結局は描かれずじまいでした。
級友として久野くんが登場でしたが、今回はあまり接点がなかったですね。
事件の方は二転三転していて、初読のときにドキドキしながら読んだのを思い出しました。
その分印象深くて、トリックをしっかり覚えてましたw
そのせいか、伏線の埋め方にすっかり気が向いた状態で読んでる感じでした。

幻竜苑事件 (創元推理文庫) 文庫 – 2009/8/30

内容紹介

お父さんとお母さんを殺した犯人を捕まえて──謎の少女が大金を携え、突如探偵事務所に現れた。〈竜の棲む池〉で起きた惨事の真相とは。少年探偵・狩野俊介シリーズ第二弾。

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狩野俊介シリーズ2作目。やっぱり少年探偵は良いですねー。
今回は美樹ちゃんの初登場回ですが、今ひとつ初登場時の印象は良くなかったですね。まぁ、再登場したときはもう少し好ましい正確になってたはずなんですが。
今回は大掛かりな舞台装置は無しで、わりとスタンダードな推理モノだったかな。
岡目八目は重々承知ですが、野上さんはちょっと探偵にしては想像力が足りないのがちょっと気になりますね。俊介にスポットを当てる必要があるのは分かるんですが、もう少しなんとかならないものか。
トリック関係は俊介、人間関係の読み解きは野上さんとかそういう役割分担でも良かった気がしますね。それだと上下巻くらいの分量必要かもですが。
それはともかくとして、今回は野上さんと俊介の家庭の事情のほうがハイライトだったような気もします。

月光亭事件 (創元推理文庫) 文庫 – 2009/6/25

内容紹介

名探偵・石神法全の跡を継いで探偵事務所を営む野上の元に、一人の少年が猫を伴って訪れた――著者を代表する人気シリーズの初期長編が、装いも新たに創元推理文庫に登場!

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その昔、徳間ノベルスから出ていた推理小説の文庫版。
ノベルス版もまだ何処かに残ってるんですが、文庫版は表紙が竹岡美穂さんということで買ってしまった記憶がw
なんで曖昧なのかといいますと、購入したのが2011年と6年間も積みっぱなしだったからですw
作品としては1991年のものですね。改めて読むと、いかにもな昭和の空気感。デジタルデバイスはもとより、携帯電話すらないという設定です。
社会通念的にはリアルタイムな’90年代だけど、探偵には似合わないからその手の小物は使わないとか言われてた気がします。まぁ、書いてる途中で想像追い抜かれても困りますしね。
初期の頃の俊介少年はちょっぴり融通の聞かないタイプの純粋さでしたね。
とりあえず天霧家までは創元推理文庫で出てるのでそこまでは読みます。